神奈川県茅ケ崎市、鎌倉市の特別養護老人ホーム、グループホーム、ケアサービス、地域包括支援センター運営、社会福祉法人麗寿会
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認知症ケア
- 法人開設後、「認知症ケア」をテーマに、回想法を始め様々な認知症介護実践に取り組んで参りました。
- 令和元年11月には認知症ケア推進委員会を発足させ、全職員向け「認知症サポーター養成講座」を開催し、累計409名(R5.9.30現在)が認知症サポーターとして、やさしい地域作りに取り組んでいます。
- 令和2年以降は、メソッドの一つ「ユマニチュード」を取り入れ、各委員が基礎研修を学び、事業所毎に勉強会・事例検討会を行っています。
私たちが普段行っているケアをただの業務と捉えずに、見る技術、話す技術、触れる技術、立たせる技術として捉え、ご利用者様を個人として尊重し、その方に合ったケアの実践が必要と考えます。
- 令和4年には日本ユマニチュード学会に加盟し、ユマニチュード実践施設としてトレーナーの育成に努め、令和5年9月には日本ユマニチュード学会(於:富山県立大学)にて、ふれあいの麗寿施設長が「ユマニチュード技法に基づく介護実践」という演題で研究発表を行いました。今後も麗寿会の認知症ケアを内外に発信して参ります。
地域への取り組み
- ふれあいの森では、認知症高齢者の行方不明の問題に対し、平成10年に茅ヶ崎市と共同して「SOSネットワーク」を立ち上げました。事務局として警察から捜索協力依頼のあった方の情報を速やかに関係機関(行政・交通機関・各施設・地域包括・社協)へ一斉にFAXし、現在ではほぼ行方不明当日に発見されています。
行方不明になる可能性がある方について、予めご本人の特徴を記載した登録届を市へ提出する制度の普及にも努めています。
一方、一時保護施設としての役割を担っています。身元が分からない場合、身元が判明するまでふれあいの森にて保護するものです。
引き続き、認知症高齢者に対する地域住民・関係機関の意識を高め、ご高齢者本人の安全確保の視点からも最善努力して参ります。
- 又、ふれあいの泉においては、鎌倉市とタイアップ(=地域貢献送迎バスモデル事業)し、週2回高齢者の外出支援を推進しています。高齢化率高い今泉台という地域住民が、大船駅に近い大型スーパーへ買い物に行く送迎を支援するものです。
- 元町ケアセンターでは、毎月第一水曜日に地域周辺の道路清掃を励行し、日曜日の自主事業においては、親子で楽しむ卓球やはじめてのギター教室を開催しています。
- 4つの包括支援センターでは、オレンジカフェ・シニア体操教室・脳活クラブ・脳血管障害当事者の会・男のコーヒーの会等々、地域住民向けに開催。ホームページ上では、各種福祉講座の動画配信も行っています。
ICT化
- 入居者の生活の質向上と職員の働きやすさ向上を目指すものとして、ICT(情報通信技術)を積極的に活用しています。既に導入している記録システムの活用並びに、インカム(無線)の使用による情報の即時共有化だけではなく、セグウェイ(自動立乗二輪車)の導入にて広い敷地内での夜勤帯の移動時間短縮と体力的負担の軽減を図っています。
- 又、ベッドに横になるだけで自動的に睡眠・呼吸・心拍状態が把握できるセンサー(=眠りスキャン)を特養にて導入し、睡眠状態の確認や排泄交換のタイミングの把握も可能となっています。
- ナースコールやセンサー類は、タブレット端末やスマートフォンとの連動を進めており、限られた人員の中で、機器活用による「見える化」を推進しています。
- 又、令和3年、新勤務管理システムの導入により、勤務シフト及び時間外管理を完全電子化し、業務の効率を図っています。
技能実習生の受入れ
- 日本の介護現場は、今後間違いなくグローバル化していく見通しの下、令和2年以降タイ国より技能実習生を受入れ、現在5名がふれあいの麗寿の各フロアーに配置されています。
- この間、現場でのOJT、生活面でのフォロー、教員による日本語レッスン、異文化を理解する研修等々受入体制を強化して参りました。
- 以上、意識の高い若い働き手を迎え入れることで、活気ある職場作りを目指しています。